自費出版する電子書籍の表紙づくりに役立つサイト7選 | 小説家のタマゴたちへ贈る、電子書籍出版のすすめ

自費出版する電子書籍の表紙づくりに役立つサイト7選

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Prawny / Pixabay

小説はもちろん本文が大切ですが、表紙や挿絵もイメージをふくらませるのにとても重要な役割を果たしています。

ライトノベル系はそれが顕著ですよね。
萌絵やアニメ・コミック系のイラストがふんだんに使われていて、メディアミックス戦略の一端をになっています。

そんなイラスト表紙が溢れているKindleストアや楽天koboのページに、無地でタイトルだけの個人出版本……。
売れる以前に影に隠れて、存在すら気づいてもらえない可能性もあります。

だからこそ、表紙のデザインやイラスト・画像には力を入れたいところです。

しかし、自分でイラストを描いたり撮影するスキルがあるならいいですが、通常、天は二物を与えません。与えませんったら、与えません!(結構いらっしゃいますけどね、イラストも小説も書ける方……)

そんな執筆一択な同士の皆様と、便利サイトを共有しようと思います!
すでにご利用の方が多いと思われる有名所ですが、便利なのでまとめておきますね。

タイトルは「7選」ですが、現在「9選」になっております。
・2017/09/20:情報の追加更新
「イラスト制作のプログラフィッカー集団【EAGLEGRAPHICS】」
・2017/06/24:情報の追加更新
「イラストのオーダーメイドマーケット【SKIMA】

ショートカットはこちらから。

無料素材サイト

無料で使えて、加工もOK。クレジット表記もいらず、商用利用も大丈夫な素材サイトです。
しかし、個人を確認できる人物画像を書籍などに使うときには、許可が必要な場合もあります。
各サイトの利用ガイドや利用規約をよく読んでご利用ください。

イラストAC写真AC

「Freebie AC 無料素材サイト」は、ブログやサイトはもちろん商用利用も可能で、事前報告もクレジット表記もいらず、しかも加工もOKというありがたい素材サイトです。

書籍や個人出版の表紙利用ももちろんOK!(出典:写真AC「使用例Q&A」イラストAC「イラストACとは」)
イラストACや写真ACの他にもシルエット素材やフォント、マップなどさまざまな素材が集まっています。

会員登録が必要で、無料利用の場合はある程度ダウンロード数や画像の大きさに制限がつきますし、中には無料では使えない素材もあります。
ですが、これだけの素材が自由に使えるのは、初めての個人出版にはありがたいですよね。

サイトはこちらから。
イラストAC
写真AC

Pixabay

75万枚にもおよぶ画像やイラストが、Creative Commons CC0で無償配布されている素材サイト。
商用利用もできますし、加工編集、再配布も可という使いやすいサイトです。

ドイツの会社が運営しているので、国際的な画像が集まっているのも特徴。
WordPressには「Pixabay Images」というプラグインもあって、当サイトでも使用してます。すごく便利です。

会員登録は必要ですが、これだけの素材を自由に使えることを考えたら登録しておいて損はありません。
ただ、やはり人物画像の場合は使用するときに注意と配慮が必要ですから、そこは要確認です。

サイトはこちらから。
Pixabay

有料素材サイト

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tpsdave / Pixabay

無料ではありませんが、比較的安かったり定額契約で使えるサイトです。
有料だけに非常にレベルの高い素材がとんでもない数でそろっていますし、商用利用も可能。
ただし、各サイトによって画像の使用可能範囲が違うので、利用規約やガイドを確認しておきましょう。

PIXTA

画像、イラスト、動画の素材サイトとして有名ですね。ご利用中の方も多いのではないでしょうか。

1970万点もの素材がそろっており、その質と量は圧巻。特に日本人モデルや日本素材の多いことでも評価が高いサイトです。
以前、仕事で使用したときに地方の名も知らないミュージアムの写真まで見つかったことには、正直びっくりしました。

ただし、通常の会員登録で購入した画像を書籍の表紙に使う場合には「複製部数・配信数・ダウンロード数の総計で30万未満まで可」となっています。(出典:PIXTA「ライセンスのご案内」

……初めて自費出版した電子書籍が30万部を超えるなんてまずないですから、普通に使用できると思います。
むしろ30万部突破して、PIXTAから問い合わせがきたら名誉ですよね!

サイトはこちらから。


Shutterstock

ニューヨーク発の素材サイト。ここも量・質ともにすごいサイトです。

ベーシックプランは5点セットで6000円。25点で30,000円。
プロフェッショナルプランは、1ヶ月契約で25,000円コースなら画像350点、32,000円なら750点ダウンロードできます。(出典:Shutterstock「プラン料金設定」
1冊だけ自費出版するならベーシックプランの5点セットでも良さそうですね。

全体的に値段が高いですが、電子書籍に使用した場合など、デジタル複製は無制限です。
ただしクレジット表記や著作権帰属表示は必要とのこと。(出典:Shutterstock「画像ライセンス」

絶対に高品質な画像素材が必要!と考えるならShutterstockはおすすめサイトの1つです。

サイトはこちらから。→Shutterstock

* * * * *

上記してきた素材サイトは、無料でも有料でもどうしてもクレジット表記や著作権、人物モデルの肖像権などに気をつけなくてはなりません。

無料サイトであるイラストACPixabayも表記はいらないと書いてあっても、はっきり顔が写っている人物画像の場合は、問い合わせをしておくべきでしょう。
あとで無用なトラブルを起こすより、始めにきちんと確認しておくべきです。

しかし、もしその問い合わせも面倒だと感じるのであれば、完全なオリジナルイラストを作る手もあります。
最近、市民権を得てきたクラウドソーシングサービスなどを利用するのです。

オリジナルイラストを依頼する

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ArtsyBee / Pixabay

Webでイラストレーターに直接発注してオリジナルイラストを描いてもらう方法なら、著作権についても単純明快です。
著作権を譲渡してもらうように始めから契約して、イラストごと買い取ればいいのです。

個人的には著作権を買い取っても「イラスト/○○○○」といったように、電子書籍に絵師の名を載せたほうが、イラストレーターにとっても実績になりますから、お互いにいいことだと思います。

以下のサイトを利用して、イメージ通りのイラストを描いてくれる絵師さんを探しましょう!

ランサーズ

「ランサーズ」は、クラウドソーシングサービスの大手の1つ。
今ではクラウドソーシングサービスもだいぶ増えてきましたが、フリーランスは、ここと「クラウドワークス」に登録すれば、案件探しはOKと言われるぐらいの大手で老舗です。

このランサーズで、表紙イラストを発注するときにオススメなサービスが、最近できた「ランサーズストア」。
所属しているフリーランスが、そのスキルを商品化して販売しているサービスです。

もちろんイラストやロゴを作成してくれるイラストレーターも多数出品しています。
普通に発注するよりも取引がスムーズで納期が早めなのも特徴で、料金は1000円から10,000円前後まで多種多様。

あなたの小説のイメージにピッタリのイラストレーターと出会えたら、個人出版するごとにお願いするのもいいかもしれません。

サイトはこちらから。


クラウドワークス

「クラウドワークス」もまた、クラウドソーシングサービスの大手です。
ランサーズと同じ規模の案件とワーカーが集まっています。

そのクラウドワークスでも、前述したランサーズストアと同じ性質のサービスである「WOW!me(ワオミー)」があります。
ワーカーが各自のスキルを商品化しているので、ピンポイントで依頼ができますから、イラストレーターを探して発注してみましょう。

お好みのイラストを作成できるワーカーと出会えるといいですね!

サイトはこちらから。


ココナラ

「ココナラ」は、スキルや知識を売り買いできるWeb上のフリーマーケット
オリジナルイラストやロゴを描いてくれるサービスもたくさんあります。

上記クラウドソーシングサービスと比べると、お試し枠(無料)があったりワンコイン(500円)があったりと料金が比較的お安いところと、会員登録が簡単なので気楽に利用できる点が魅力
ただし、そのスキルはピンからキリまで玉石混交です。

イラストの好みと料金を合わせて考えて発注しましょう。

サイトはこちらから。


SKIMA

「SKIMA」は、イラストのオーダーメイドマーケットです。

サイト用のロゴやイラスト素材、SNSのアイコン、記念やプレゼント用の似顔絵など、さまざまな用途のイラストを発注できます。
もちろん小説用の表紙・挿絵イラストもオーダー可能です。

2017年6月現在で600人以上のクリエイターが登録しており、イラストカテゴリには2000件もの商品(オーダー受付窓口)が公開されていますから、きっとあなた好みのイラストを描く絵師さんに会えるはず!
料金は1,000円からありますが、イラストレーターの設定とオーダー内容によって違いますので、発注する時はよく確認してください。

あなたの小説に合った素敵なイラストを手に入れてくださいね。

サイトはこちらから。

EAGLEGRAPHICS

「EAGLEGRAPHICS」は、創業80年の実績があるイラスト制作会社です。

ソーシャルゲーム用のキャライラストから、オンラインゲームのアイテムや背景、ロゴ、バナー、似顔絵、コミック広告、LINEスタンプまで、ありとあらゆるイラストを手がけています。

プロのイラストレーター・グラフィッカーの集まりですから、クオリティは言うことなし!
商業出版の書籍と同等もしくはそれ以上のイラストを発注できます。

もちろんクラウドソーシングやオンラインマーケットで頼むよりもお値段がかかるでしょう。
しかし、品質は保証付き!
ある程度の予算が用意できるなら、まずは相談してみるのも1つの方法です。

ちなみに現在、無料トライアル制作を実施中のとのこと!
(※2018年12月31日、公式サイトにて確認)

本格的な表紙と挿絵をつけた電子書籍を個人出版するなら、一度問い合わせをしてみてはいかがでしょうか。

サイトはこちらから。


最も楽な手段は「出版代行サービス」

さて、今まで個人出版するときに役立つサイトをご紹介してきました。
しかし、ここにきて思う方もいらっしゃるはず。
「そもそも表紙をデザインすること自体が面倒だ!」と。

以前、別のページでも書きましたが、小説を書く人のなかには、きっと「執筆に専念したい!」と思う方が多いと思うのです。

っていいますか、まさに私がそうです。
正直にいってデザインセンスがまるでないので、せっかくいいイラストや画像を手に入れたとしても、表紙づくりの時点で台なしにしてしまいそうな予感がヒシヒシとするわけですね。

ですから、小説の執筆以外は全部プロに任せてしまいたいと考えてもおかしくないでしょう。(……ですよね?)

そんな時は「出版代行サービス」があります。
電子出版代行業者リストはこちらから
料金のなかに「表紙作成」が入っていると思いますので、各社のサービスを確認してみてください。

苦手な分野はプロに任せて、自分は小説執筆に全力投球! という方にオススメです。

さまざまなサービスをうまく利用してステキな表紙を作ろう!

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StockSnap / Pixabay

いかがでしたでしょうか。
ご紹介したサイトは有名所ばかりですが、その分安心して使えると思います。

素材サイトは無料・有料問わず、電子書籍の表紙として使えるかガイドや利用規約を確認し、必要によっては問い合わせをしたほうがいいでしょう。

クラウドソーシングサービスやオンラインマーケット、イラスト制作会社は、料金がかかりますが唯一無二のオリジナルイラストが手に入ります。
あなたの小説にピッタリの絵を描いてくれるイラストレーターと出会えたら、ラッキーですよね。

そして、小説の執筆のみに集中したい方は出版代行サービスを利用するといろいろと手間が省けます。

今は本当に自由出版の時代です。自費出版に役立つサービスがたくさんあります。
うまく利用して、オリジナル小説を立派な電子書籍として自費出版しましょう!

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